初めての週末

 初めての週末はスーパーに買出しに行けるかと期待していたのですが、
土曜日は赤ちゃん本舗のようなベビー用品ショップに買出し&
こちらを旅行中のダンナ母と妹と合流してオランダ見物。
日曜日はお隣のベルギーまで日本に帰国する人の不用品をもらいに行きました。

 ベビー用品ショップは日本と同じように子連れと妊婦さんでごった返していました。
ここでジュニアシートとインファントシートを購入。
ふたつで2万円くらいだったので、日本とあまり変わらないですね。
ベビーカーも買おうかどうしようかさんざん迷いましたが、
らんちゃんが乗れるA型タイプが欲しい私と、
ゆりちゃんや馨が乗れる頑丈なタイプが欲しいダンナと意見が折り合わず、
とりあえず見送り。
インファント用のベビーカーシートがつけはずしできるタイプが多いので、
どちらにも使えそうなんですが、
出先で急に付け替えたくなったときはちょっと無理かな…。

 でもらんちゃんは2ヶ月で首がすわってしまったのです。
それに平らなところで寝るのが嫌いなので、バギータイプならもう使えたりして。
おっぱいばかり飲んでいるので、すんごく重くて、すでにだっこがつらいです。
だっこひもを使っても、です。

 ベビーカーもチャイルドシートも種類がすごく豊富で迷います。
オランダ人は黒が好きなんだそうで、モノトーンの商品がほとんどです。
うちの買ったシートもゼブラ柄です。

 午後はみんなでキンデルダイクという、
風車がたくさんある、いかにもオランダっぽいところに行きました。
ここは世界遺産になっているんだって。
オランダでも他のところの風車は観光用に作られたものが多いけど、ここのは本物らしい。
しかも、いまだに風車に住んでいる人もいるから驚きです。
風車の中も登れましたが、階段が急で怖い。高所恐怖症のダンナ母はギブアップ。
 それからデルフトという、焼き物が有名なところに行きました。
着いたのが夕方でほとんど店は開いていなかったけれど、
しっとりしたヨーロッパのイメージそのままの町でした。
古い教会の鐘がじかに聞けたのが一番良かったです。

 さて日曜日はベルギーへ。車で3時間くらい。でも500キロくらい走りました。
途中で国境を通るのですが、箱根の関所跡のようなもので、
空っぽの検問所が当時を物語るばかり。
「国境だよ」と言われないとぜんぜんわかりません。
「ヨーロッパってひとつの国になってしまったんだなあ」と実感した瞬間でした。
もちろんパスポートも不要。
 ブリュッセルに住んでいた人のところまで行ったのですが、
任期を2年残して2年間で帰国することになったそうです。
海外赴任者のうち、管理職から順に帰国させているそうです
(海外赴任者には本当に金がかかってる…うちもその一人だけど)。
その人はダンナと同じくフランスに行くことが決まっていて、
子供の学校も新しい家も手配した後だった、
日本に帰ったら46平方メートルの社宅に住むことになる
(自宅もあるのだけど、4年契約で貸してしまっているらしい。
ブリュッセルの家は一軒家で200平方メートルはありそうな豪華な家でした)
など、かなり悲惨です。

 ベルギーに入ってすぐのサービスエリア(オランダもベルギーも
ガソリンスタンドにコンビニやレストランが併設されているの)で食事をしました。
バイキング方式でしたが、フランス料理の影響が強いそうで、
とてもSAとは思えないおいしさ。
私はアップルタルトつきのグラタンを頼んだら、
ごていねいに食事が済んだ後にタルトを持ってきてくれました。
これがSAなんて信じられないよ〜。
帰りにダンナは「どこか入って食べようか」と言いましたが、本降りの雨だったし、
警察の目の前で何台も車上荒らしされているのを見てすっかり降りるのが怖くなり、
そのまま帰ることに。私なんてまたSAでも十分だったんです。
もっとも、お子様がみんな寝てしまってコンビニでパンを買って食べる羽目になりましたが。

 そういうわけで買出しが出来ず、らんちゃんのオムツが尽きてしまいました。
しょうがなくて馨のオムツで代用しているという…。
今日は絶対買わなければならないので、早く帰ってくるように言いましたが。
週末しか買い物できないのかと思っていたら、平日でもできるようです。

 まだおもちゃ屋でしか買い物したことがないので、
日々の食事は全てダンナが買出ししたものばかりです。
お惣菜ばかりですが、サンドイッチなんかおいしいです。
後はチーズ。ダノンのヨーグルトもあるのですが、日本と味が違う。
ジュースは普通かな。りんごジュースがなく、洋ナシとのブレンドしかない
(少なくともダンナはそれしかないと言ってる)ので、
ゆりちゃんはオレンジばかり飲んでいます。
寿司の折り詰めが売っていたのには驚きました。
お寿司はこちらでもポピュラーなんですって。
でも入っていたネタは、マグロとえびは分かったけど、
「これはいったい何…(まずくはないのだが)?」というものもありました。
それにお米がぱさぱさで、お寿司にはちと向かないですね。